グンゼ博物苑
手仕事のある暮らしを訪ねる。
綾部市
あやべし
綾部市のものづくりを知るために、まず訪れたいのは「あやべグンゼスクエア」。敷地内には、土地と結びつきの深い繊維産業の歴史を辿る「グンゼ博物苑」や、毎年10月から見頃を迎える「綾部バラ園」、地元の新鮮野菜や特産物が並ぶ「あやべ特産館」があります。800年の伝統を誇る「黒谷和紙」や、知る人ぞ知る綾部産の良質なお茶はお土産にもぴったりです。
市の北東部にある「水源の里」と呼ばれている老富(おいとみ)地区の杉林では、春の訪れとともに、黄色いミツマタの可憐な花があたり一面を埋め尽くします。4月下旬頃からは、白いシャガの花が咲き誇り山の風景を彩ります。また、秋が深くなるにつれて丹波霧が現われ、標高582メートルの「君尾山」からは美しい雲海を見ることができます。
綾部市に移り住む人々は、自らの手で畑を耕しながら「農家民宿」やゲストハウスを運営したり、うどん屋さんや蕎麦屋さん、カフェを開業したりしながら、背伸びをしない “自分サイズ” の暮らしを大切にしています。「半農半X」という言葉が生まれ、ゆったりとした時間が流れる里山で、ていねいな暮らしを体験してみてはいかがでしょうか。
MORI no KYOTO
Ayabe City Photo Gallery
MORI no KYOTO
Ayabe City Photo Gallery
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1248年に建立されたと言われている「光明寺二王門」。全国的にもめずらしい栩葺(とちぶき)屋根が特徴的です。
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800年以上続く伝統の技法で、一枚ずつ丁寧につくられる「黒谷和紙」。事前予約にて手漉き体験もできます。
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自分たちの時間を大切にし、自らの手で、暮らしの“たのしみ”をつくるのが上手な人々と出会えます。
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あやべグンゼスクエア内にある「綾部バラ園」。春と秋には120種・1,200本のバラが咲き誇ります。